20260408_5


三権分立(いつもの)

graph LR
A[立法]<-->B[行政]<-->C[司法]
A<-->C

憲法は国家権力に対しての法規範
→国家権力から権利を守るためのルール

憲法で国民への義務を課すのは憲法学的にはタブーらしい

授権規範性

憲法は国民自身が決め、国民の権利を制限する作用を下位の法律に与える

制限規範性

国家権力を制限できるものである以上、無制限に改正はできない

最高法規性

憲法に反する法律は効力を有さない

憲法の歴史

近代立憲主義

フランス

  • 消極国家の理念(本当に必要なことだけをやる)
  • 議会中心主義(王政=行政の台頭の反発として立法の台頭)
  • 法治主義(議会の決めた法律によって行政が動く)

法律の留保

○法律に根拠がなければ自由や権利を制限できない

×法律にあれば国民の権利を自由に制限できる

アメリカ

  • イギリス議会への不信感から司法に対する信頼が増す
  • 人権の担保は司法が行うように

→資本主義的な構造によって社会的・経済的な弱者が保護できない

→→自由権の保障だけでなく、社会権の保障をすることが国家の義務に

現代立憲主義

  • 社会権の保障
  • 国家による積極政策
    • 公共事業や産業基盤を国家側が整備→産業(雇用なども)の創出
  • 法治主義は維持
graph LR
A[立法]<-->B[行政]<-->C[司法]
A<-->C
  • 法の支配
    • すべての国家権力が憲法をトップとする法秩序に拘束される
    • 法治主義は行政しかしばらなかった

大日本帝国憲法と日本国憲法

大日本帝国憲法

  • 日本を近代的な国家にしようという試みの中で生まれた
  • 立憲君主制
  • プロイセンの憲法が母法
    • 民法はフランスが母法
  • 天皇がすべてを統治する、天皇の法
    • 権力分立などはできている
    • 人権の規定は未発達
      • “臣民の権利”
    • 天皇が戒厳する、非常大権を握ることが可能
  • 各々の国家機関が天皇の権力行使を補佐する、という建前
graph TD
	subgraph 天皇
		A[立法]<-->B[行政]<-->C[司法]
		A<-->C
	end

日本国憲法

日本国憲法の原理

  • 自由主義
    • 国民は国家から干渉されない(人格的自由律権)
    • 思想そのものは規制されない
  • 国民主権
    • 統治者と被治者の自同性(国民が国民を統治)
      • 民主主義
      • 国民主権
  • 平和主義
    • 個人の尊厳の保障のためには平和の保障が必要

自由主義と民主主義は目的と手段の関係

民主主義 多数決

完全な多数決では少数派の権利は常に制約されることになり、自由主義を達成できるとは言えない(ex: 性的マイノリティ)

徹底的な議論止揚の流れが求められる

日本は代表民主制だが、技術的にはそのうち直接民主制も可能になるかも?
→リテラシーがない人が多いのに毎回国民投票ができるの?


人権とは?

人権とは

  • 人が人であることに基づいて当然に有する権利(国家の存在を前提としない)
  • 歴史的経緯や社会の変化によって認められた権利(国家の存在が全体)

すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対 する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上 で、最大の尊重を必要とする。

  • 例えばプライバシーという概念は憲法に直接書かれていないが、プライバシーは憲法上の人権として扱われるようになってきた

→いわゆる「新しい人権」: 環境権とか

人権は時代によって変わっていく


「すべて国民は」←

  • 国民=日本国籍の保有者
  • 外国人の場合は?
    • 権利の性質上日本国民のみを対象としていると解されるものを除き、在留外国人にも及ぶ
    • 原則外国人にも及ぶ
    • 国政選挙などは制限されている(国家に責任を負えるか?)
  • 行使できるか否かにかかわらず人権はある

人権の種類

自由権(消極的権利、国家からの自由)

  • 国家が個人に介入しない
    • 精神的自由権(多様な思想によって社会が発展する、表現によって社会を変える力を否定しない)
      • 思想良心
      • 信教
      • 表現
      • 学問(クローンを作っていいのか?)
    • 経済的自由権
      • 居住移転の自由
      • 職業選択の自由
        • 国家試験などで制限される場合
      • 財産権の保障
    • 人身の自由
      • 法律上の手続きなしに逮捕拘禁処罰されない

参政権(能動的権利、国家への自由)

  • 選挙権/被選挙権
  • 憲法改正国民投票
  • 最高裁判所裁判官の国民審査

受益権(積極的権利、国家からの自由)

  • 国務請求権
    • 請願権
    • 裁判を受ける権利
      • 弱肉強食による紛争の解決の代替手段
    • 国家賠償請求権
    • 刑事補償請求権
  • 社会権
    • 健康で文化的な最低限度の生活を営む権利のやつ

平等権

  • 法の下の平等
    • 不合理な差別の禁止

死刑囚の遺骨を返すべきか?
受刑者の選挙権は認められるべきか?
国家は犯罪被害者の保護を行うべきか?