20260514_4


ファンイン制限のある論理回路の設計

  • 入力の数に制限があるときは、因数分解によって段数を増やす代わりに入力を減らす
  1. カルノー図から積和形の論理式を求めた(ここではの積和形をドモルガンで否定する方針)
    1. について、
    2. 2段回路にするには4入力andと5入力ORが必要
  2. の形に因数分解
  3. 両辺を否定する
  4. 全体をNORに変換
  • ファンインであるが出力が複数ある場合
    • 各出力についてべつべつに処理
    • まとめられる項をまとめる

今までは論理回路の遅延を無視してきた

は入力が来てから切り替わるまでの遅延、は入力が終わってから切り替わるまでの遅延
遅延素子を使って意図的に遅延を発生させることもできる

タイミング図を書くと遅延の様子がわかる


組合せ論理のハザード

スイッチング回路は過渡応答をする場合がある
この組み合わせによって

  • 静的1ハザード(1であってほしいのに一瞬0になる)
  • 静的0ハザード(0であってほしいのに一瞬1になる)
  • 動的ハザード(01がごちゃごちゃしてしまう)

等が起きる

静的1ハザードは積和形(and-or)のカルノー図上で隣り合う1が同じ囲いの中にないと発生する

静的0ハザードは和積形(or-and)のカルノー図上で隣り合う0が同じ囲いの中にないと発生する

の項があり、の隣接マスでの値が異なり、が3つ以上のパスで伝播すると動的ハザードが発生

→冗長な項/回路を追加してハザードを防止する

なお、組合せ回路だけでハザードを防止しようとするのは現実的ではなく、ふつうは順序回路で吸収する(式が冗長になってしまうため)

また、複数の入力が同時に変化するともうお手上げ


論理回路の検証

入力には0/1を切り替えられるスイッチ+X(不明)+Z(ハイインピーダンス)
途中の経路にはプローブを接続する

  • 設計ミス
  • 配線ミス
  • 入力ミス
  • ゲートの欠陥
  • 配線の欠陥

等の問題が考えられる


マルチプレクサとデコーダ

集積回路(IC, integrated circuits)

  • SSI(small-scale integration circuits)
  • MSI(medium-scale integration circuits)
  • LSI(Large~)
  • VLSI(Very-Large~)

マルチプレクサ/データセレクタ(MUX)

  • 複数の入力のうち一つを選択して流す

  • 2入力1出力マルチプレクサ: 2-to-1 MUX

  • 4入力ならコントロール用の信号は2本必要だし、8-1MUXには制御信号が3本必要

  • 2-to-1MUX4つと4-to-1MUX一つを組み合わせて8-to-1MUXを生成することが可能

  • 同じ制御信号で使う同じ機能を実現するMUXはバスとしてまとめられる

  • 制御信号とは別にイネーブル信号を入れる

    • 全体の電源みたいなイメージ
    • Active-Hi/Lo